[陸上自衛隊]OH-1観測ヘリコプター!ニンジャ,NINJA,宙返り,重武装化,海外反応?

陸上自衛隊が運用する国産の観測ヘリコプター「OH-1」。敵陣の情報収集にあたる偵察機であることから「ニンジャ(NINJA)」の愛称で知られています。陸自が保有する現代の忍者について見ていきましょう。

 

s__2_

OH-1は川崎重工が製造した陸上自衛隊の観測ヘリコプター、いわゆる偵察機であり、2000年から計38機(試作機4機を含む)が調達されました。1992年の開発計画の始動からわずか4年で初飛行にこぎ着けたというスピード開発でありながら、その性能は抜群であり、国産機としての評価も高いです。

偵察機であるため、主な任務は日本に侵攻した敵部隊を低空から偵察して情報収集に努めることです。そしてこの情報を味方の戦闘ヘリや地上部隊に伝達して戦闘を情報面から支援します。偵察機なので隠密性や生存性が重視されており、胴体の幅を1m以内に収めて正面からのレーダー反射面積や被弾率を軽減しています。

メインローターは12.7mmの銃弾に耐えられる防弾仕様となっており、無関節ローターハブというシステムによって操縦性を向上させて緊急の際の機動力を上げています。さらにコックピットの座席部分は装甲化しており、防弾ガラスも張られています。油圧系や操縦系も二重になっているため、トラブル時や被弾した際の生存率を上げています。

 

⚪︎性能:OH-1観測ヘリ

s__24.01.10__R

全長:13.4m

全幅:11.6m

胴体幅:1m

乗員:2名

巡航速度:時速220km

最高速度:時速270km

実用上昇限度:4880m

航続距離:550km (増槽有りで720km)

戦闘半径:200km

兵装:空対空ミサイル×4

価格:1機あたり19〜25億円

 

OH-1は操縦性がかなり良好であり、エンジンと組み合わさって宙返り、後ろ向きでの宙返りや機首を上空に向けての垂直上昇などの離れ業が可能です。このようなアクロバティックな飛行を行える運動性は海外からも高く評価されています。

空中静止装置も優れており、自動的に機体のバランスを取ってホバリングを行えます。さらに機体上部に装備された索敵サイトによって夜間でも敵情視察を実施できます。そして胴体の両側にある翼に自衛用の短射程空対空ミサイルを計4基搭載できます。

 

s__

 

OH-1といえば試作機に「観測ヘリ用戦術支援システム」なるものを搭載して2006年に導入されたAH-64Dアパッチロングボウや地上との情報共有が可能となりました。通称OH-1改と呼ばれるこの機体はデータリンク能力の圧倒的向上によって情報共有と分析、敵味方の識別、状況把握などが可能となっています。今後はこのシステムが普及することが期待されます。

 

さて、国産機であり、世界最高峰の性能を有すると評されているOH-1は次期多用途ヘリや攻撃ヘリの候補として度々名前が浮上しました。実際にOH-1をベース機体とした次期多用途ヘリの開発が一度は決定されましたが、談合事件として捜索、処分されたため白紙化となりました。AH-64Dの調達がたった13機で打ち切られたため、OH-1の重武装化が浮上しましたが、生産が既に終了しており、現行のエンジンでは重武装化は行えないなどの難題が懸念されました。そして重武装化案も多用途ヘリとして採用案も防衛省の次期多用途ヘリ導入計画、「UH-X」によって終わりました。

優れた運動性と操縦性から海外から現代のNINJAとして評されるOH-1ですが、優秀な偵察機として今後も日本の防衛を支えてほしい限りです。

 

⚪︎関連記事:

[陸上/海上/航空自衛隊]UH-60J!近代化,空中給油,後継,価格,画像?

[陸上自衛隊]日本のAH-64Dアパッチロングボウ攻撃ヘリ!価格,調達中止?

 

画像引用元:

www.mod.go.jp/gsdf/  (陸上自衛隊HP)

 

1 2 ・・・次のページ

スポンサードリンク

「[陸上自衛隊]OH-1観測ヘリコプター!ニンジャ,NINJA,宙返り,重武装化,海外反応?」への1件のフィードバック

  1. 2017年5月14日11時前後
    大阪府茨木市、高槻市上空で
    ヘリコプター小隊とoh-1、ch-47j
    らしき機影が東から来て三回ほど旋回(段々狭めて)して西へ去って行った。
    そのヘリコプター部隊が来る前
    ゴーっとエンジン音をたててジェット機(機体上部にアンテナあるやつ)が西へ飛び去って行った。
    訓練飛行だったのでしょうか
    イベント予定見ても判らなかった。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です