[陸上自衛隊]10式戦車の性能!海外・韓国反応,K2,ヤキマ,輸出?

陸上自衛隊の最新国産戦車である「10式戦車(ヒトマル)」。前級の90式戦車を凌ぐ高性能な国産戦車としての定評があるこの戦車は第4世代主力戦車として今後しばらくは日本の防衛における「陸の王者」として君臨し続けることになるでしょう。

 

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 陸上自衛隊 10式戦車 性能

10式戦車は情報共有や指揮統制能力などを付与した次世代戦に対応できる戦車として防衛技術研究所が開発、三菱重工が試作・量産した国産主力戦車です。情報戦における能力強化するためにC4Iシステムを搭載しており、戦闘力の総合化を図っている。

 

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さらに、前級の90式戦車が50t以上もするため、北海道以外での運用に制約がありました。その反省から10式戦車では小型化、軽量化を目指して開発が進められ、重量は44tとなりました。これによって全国の橋梁の84%を通行できます(90式は65%)。

軽量化に伴った防御力の低下が心配されましたが、2種類以上の材質を使用した「複合装甲」を採用することによって防御力を落とさずに軽量化を実現しました。炭素繊維やセラミックスを使用することによって防御力は他国の戦車の砲撃に十分耐えられるレベルとなっています。

○性能諸元

全長:9.42m

幅:3.24m

高さ:2.3m

重量:44t

速度:時速70km

乗員:3名

価格:1両あたり9.5億円

主砲:44口径120mm滑腔砲

副武装:12.7mm重機関銃×1
7.62mm機関銃×1

 

攻撃力に関しては主砲を日本製鋼所の120mm滑腔砲を採用しており、これは新型の軽量砲であるため従来の主砲と比べて約12%軽いようです。しかし、軽量化にも関わらず砲の威力は90式のものを凌駕しています。

必要に応じてより強力な55口径120mm滑腔砲に転用できるように設計されています。さらに、90式戦車の砲弾も使用できるように設計されており、戦場における互換性が増しています(10式のみですが)。

自動装填装置も搭載しており、10式戦車のはある程度主砲に仰俯角があっても装填できるようになっています。そして、この自動装填装置も乗員の省力化に貢献しています。装填数はやはり軍事機密なだけに14発から40発まで様々な情報がありますが、個人的には40発近くは搭載できるのではないかと考えます。

 

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エンジンも新型のエンジンを搭載しており、これによって高い機動性を保有しています。その機動性は90式を超えるものと見られており、「スラローム射撃」における高い命中精度に繋がっています。

 

10式戦車の動画は⇒コチラ

 

前述のように陸上自衛隊の戦闘車両として初めてC4Iシステムを搭載しており、これによって戦車同士の情報共有や指揮統制が可能になりました。さらに、将来的には偵察ヘリや歩兵から得た情報も相互共有できるようになる予定です。こうした観点から見ても10式戦車は情報化された戦場に適応できるように設計された最新車両であることが伺えます。

 

 K2 海外反応 韓国の反応 ヤキマ 輸出

高い性能を誇る10式戦車は日本国内のみならず海外からも注目されています。陸上自衛隊が定期的に使用するアメリカのヤキマ演習場で10式戦車を参加させた際は、アメリカ陸軍からも高く評価されました。精密な射撃と高い機動性が特に好評だったようです。

 

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アジアにおいてもかなり注目されており、しばしばお隣韓国の開発を完了したばかりのK2戦車と比較されます。そのためでしょうか、韓国もこの最新鋭の10式に過敏とも言える反応を示しており、「K2と対決した場合はどちらが勝るか」などのシミュレーションが盛んに論じられていました。しかし、10式戦車が2002年から開発されて大きな問題なく完了したのとは対照的にK2の方は問題頻発によって1995年からの長期にわたる開発期間を得て今年ようやく配備され始めました。そういった意味では10式戦車の方が一歩先を行くのではないでしょうか。

 

韓国以外の海外反応では概ね高評価であり、陸上自衛隊の総合火力演習を観覧した駐在武官や海外軍事ジャーナリストはやはり機動力の高さと高い命中精度に驚いていた模様です。その機動力を支える新型エンジンにトルコがかなり興味を示しました。トルコの次期主力戦車に搭載しようと考えたようですが、技術流出を懸念した日本側との協議が難航して棚上げされました。

 

1D-IS-7 (富士総合火力演習「撃」)

 

トルコとの件は暗礁に乗り上げましたが、それだけ海外の注目を集めているという証です。10式戦車を輸出する可能性もあるわけで、もしかしたら有力な輸出防衛装備品になるかもしれません。ただ、日本の国土に合わせており。最高級の軍事機密のため、実際に輸出する可能性は低いでしょう。

今後はドイツと戦車を※共同開発するという話もあったので輸出というよりは互いの技術の利点を生かしつつ、コストを下げる共同開発となる可能性は十分にありますね。

 

いずれにせよ、10式戦車は国内外で高い評価を持つ日本の最新鋭主力戦車であるのは間違いありません。その高性能ぶりは日本の高い技術力を示すものであり、それが日本の防衛力強化に繋がっている点は特筆すべきでしょう。高度な科学技術は高い防衛力を支える根幹でもあり、それを有効かつ正しく利用するのが今度も変わらぬ課題でしょう。

 

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[陸上自衛隊]90式戦車の評価・実力?性能,ヤキマ,輸出,価格,反応?

 

画像引用元:http://www.mod.go.jp/gsdf/equipment/index.html

 

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