[海上自衛隊]ひびき型音響測定艦! 「ひびき」「はりま」,潜水艦,インペッカブル!

強力かつ広大な探知能力を持つ音響測定艦は潜水艦を発見する上で重要な役割を果たす艦です。平時から海中の潜水艦の音響情報を探知、収集する音響測定艦は有事の対潜水艦作戦のための貴重なデータを提供する存在です。

 

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 音響測定艦 ひびき型 「ひびき」 「はりま」

音響測定艦は長い曳航式のソナーを装備した艦であり、潜水艦の探知を主目的としています。冷戦期はソ連海軍の原子力潜水艦が脅威と見なされ、これを確実に探知・発見するために長大な曳航式ソナーを持つ音響測定艦が建造されました。

 

海上自衛隊は対潜水艦作戦を重視しているため、音響測定艦の存在に注目しました。その結果、日本周辺海域における潜水艦の探知率を上げるために1990年代初頭にひびき型音響測定艦、「ひびき」「はりま」の2隻が配備されました。

 

○性能諸元:ひびき型音響測定艦

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基準排水量:2850t

全長:67m

速力:11ノット(時速20km)

乗員:40名

 

音響測定艦は小型かつ低速ですが、双胴型の船体を採用しているため、静粛性と安定性が優れています。探索曳航アレイ・システムと呼ばれる聴音システムが装備されており、高い聴音能力と広大な探索範囲を誇ります。このシステムは長さ約2kmのワイヤーによって長さ数百メートルにもなる聴音機具を曳航します。

 

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ひびき型はこの探索曳航アレイ・システムを使用して日本周辺の海域における潜水艦の情報を収集します。潜水艦にはそれぞれ「音紋」と呼ばれる個別かつ特有の音が存在することが分かっており、これによって個々の潜水艦を識別できます。これらの音響情報は対潜水艦作戦においては成果を左右する重大な情報であり、平時からの収集と分析が必要となります。

 

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ひびき型音響測定艦は平時から日本周辺の海域を航行する潜水艦の音響情報を収集しており、それらの情報を分析センターに送られます。収集・分析、そして蓄積されたデータは個々の潜水艦の動向の識別や警戒などに用いられます。

音響測定艦は広範囲な探知能力が特徴であり、約100km先の原子力潜水艦を探知できると言われています。静粛性に優れる通常動力潜水艦となれば探知距離は落ちますが、それでも強力な探知力を誇ることは間違いありません。

 

 音響測定艦 潜水艦 インペッカブル

一方、アメリカ海軍も音響測定艦を保有しており、最新の「インペッカブル」は曳航式アレイ・システムの他にアクティブ低周波ソナーも装備しています。

「インペッカブル」は2009年3月8に南シナ海で情報収集任務に従事していたところに中国海軍の調査船5隻が急速接近してきました。中国海軍の艦船は「インペッカブル」を包囲して進路上に木材を投下するなどして進路妨害をしました。

これに対して「インペッカブル」は放水などで進路を確保しようとしましたが、中国艦船2隻が「インペッカブル」の前に立ちはだかったため、衝突を回避するために「インペッカブル」は緊急停止を余儀なくされました。

 

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事件の起きた海域が中国海軍の主要基地がある海南島沖の公海であったことから中国側は自国の原子力潜水艦などが識別可能となる米海軍の音響情報収集の活動を危惧したようです。

この事件は公海における米中の一触即発の危機として報道されましたが、日本ではあまり注目されませんでしたね。アメリカ側は国際法を無視する中国側に抗議しましたが、その後のP-8哨戒機や自衛隊機への異常接近や米海軍艦船への急接近などでも分かるように中国軍はこうした危険行為を改めようとしません。

 

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画像引用元:http://www.mod.go.jp/msdf/index.html

 

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