自衛隊が南シナ海で哨戒/警戒監視活動?米軍が歓迎,期待?

先日横須賀を母港とするアメリカ海軍第7艦隊の司令官がインタビューで自衛隊が南シナ海での哨戒活動に参加することを期待するとの旨を語りました。この発言は国内外で波紋を呼んでおり、日本の地域安全保障での役割が問われています。

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アメリカ海軍第7艦隊の司令官であるロバート・トーマス中将はインタビューで対立の激しい南シナ海を安定させる役割として日本の自衛隊による哨戒活動に期待すると話しました。

現在の南シナ海では中国と周辺諸国、特にベトナムとフィリピンとの争いと対立が激化しており、非常に緊張状態にあります。アメリカ軍は沖縄などに軍事力を置いて東シナ海では強力なプレゼンスを維持していますが、南シナ海ではどちらかというと中国の影響力の方が大きいといえるでしょう。

米海軍はアジア太平洋への回帰政策の一環としてシンガポールに戦闘艦を4隻配備する意向ですが、それでも中国の海洋活動はかなり活発であり、これを止めるのは容易ではありません。昨年も資源のための海底掘削を巡ってベトナムと一触即発の状態になったのは記憶に新しいですね。

国防予算が厳しく、欧州でも中東でも厄介な問題に直面しているアメリカとしてはなるべき周辺地域の同盟国にもっと重要な役割を担ってほしいという思惑があります。そこでアメリカが主に期待しているのが日本とオーストラリアです。

アメリカ海軍としては高い哨戒能力を持ち、ソマリア沖での活動などで実績を上げている日本の海上自衛隊にも南シナ海での哨戒活動に参加してもらうことによって、自衛隊と米軍のみならず周辺各国の軍との協力体制を構築して現状維持を支えたいのでしょう。日本も含めた周辺国と連携して力による現状変更への明確な反対のメッセージを送る狙いがあると思われます。

 

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しかし、これに対して南シナ海での海洋活動と領域を重要な国益として捉えている中国は猛反発。特に「日本の自衛隊」が参加するということは中国側にとっては心理的にも許せないでしょう。日本の防衛省は今の所「検討」との方針を示していますが、本当はこれ以上の摩擦に首を突っ込むのは なるべく避けたいですね。

仮に自衛隊が哨戒活動をする場合はP-3CやP-1をフィリピンなどの飛行場を借りて派遣するということでしょう。南シナ海の対立と緊張を激化させる可能性もあるのでここは慎重に判断すべきです。

南シナ海は日本の商船やタンカーも多数通る生命線たる航路ですが、日本としてはまずは南西諸島方面や小笠原方面などの近海に警戒監視を集中すべきではないでしょうか。それと並行してベトナムやフィリピンなどの哨戒能力を高める支援をすべきでしょう。そして各国と連携して多国間の枠組みの中で拘束力の持つルールと体制を構築すべきです。

 

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画像引用元:

http://www.mod.go.jp (防衛省HP)

 

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