[航空自衛隊]次期空中給油機にKC46A!追加,仕組み,画像?

防衛省は航空自衛隊の新型空中給油機としてボーイング社のKC-46Aペガサスを導入することを決定・公表しました。戦闘機などの航続距離を飛躍的に伸ばす空中給油機の追加導入は離島防衛において作戦遂行の鍵ともなりうる重要な決定です。

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防衛省が23日に発表した情報によれば航空自衛隊の次期空中給油機としてアメリカ・ボーイング社のKC-46Aペガサスを2018年までに3機を購入して2020年から配備するとのことです。現代戦においては航空優勢を確保した方が圧倒的に有利な状況を作り出せるため、航空機の航続距離を伸ばす空中給油機の存在は重要視されています。

日本は専守防衛のため、本来であれば各航空基地が点在する自国周辺の空域での有事を想定しています。そのため、航続距離を伸ばす空中給油機は不必要で各基地を利用すればよいという意見もあります。しかし、現在最も懸念されている南西諸島方面での離島防衛では使用できる拠点が限られており、距離も長大なものとなります。具体的な仕組みとしては空中給油機は飛行する巨大な燃料タンクとして機能しており、給油を必要とする戦闘機は給油機の後方から伸びるホースにゆっくり接近、装置に接続して給油を受けます。

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航空自衛隊のKC-767

例えば那覇基地のある沖縄本島から尖閣諸島までは420kmほどあります。戦闘機の航続距離的には飛行するだけなら特に問題はありませんが、いざ有事となった場合は滞空時間が重要となります。ただでさえ限られた拠点しかない南西諸島方面では一旦基地に戻るよりは空中給油機を使用することで滞空時間を延長でき、行動できる航空機の数も増やすことができます。そのため、今回の決定は限られた航空戦力を効率的に生かす手段の一つといえます。日本は限りある防衛予算の中で如何にして海上・航空戦力を中心とした防衛力を効率的に向上させていくかを重視する必要があります。

航空自衛隊では現在KC-767を4機、KC-130Hを2機を空中給油機として保有しています。今回の導入決定で計9機体制となり、ローテンションを考慮した場合は常時3~4機を運用できる状態となるでしょう。

○性能:KC-47Aペガサス

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米空軍HPより(Photo from US Airforce HP)

全長:50m

乗員:最大15名

最大速度:時速915km (マッハ0.8)

巡航速度:時速851km

航続距離:12,200km

実用上昇限度:12,200km

KC-47Aは2014年に初飛行した新型機であり、アメリカ軍も今年6月に給油システムを搭載した状態で初めて試験飛行を行ったばかりです。日本が購入する値段は1機あたり208億円であり、現在運用しているKC-767の247億円よりは若干コストを下げることに成功しています。

KC-47Aを配備する意義としてはオスプレイへの空中給油が可能となることです。オスプレイは離島防衛作戦で迅速に兵員、装備や物資を輸送する手段として注視されており、自衛隊でも導入する方針のようです。そのため、オスプレイへの空中給油機能は有事の際の作戦を遂行するにあたって大きな意義を持ちます。

さらに、9月に可決された安全保障関連法案で米軍とのさらなる連携、後方支援や一定の相互防衛が可能となるため、共同作戦などでの米軍オスプレイへの空中給油が想定されます。特に離島防衛の際に陸上自衛隊の水陸機動団や米海兵隊のオスプレイへの空中給油ができる体制を整えておくことは必須でしょう。そのため安全保障面における日米の一体化が進む中でKC-47Aの導入決定は実際に現場での互換性を高める取り組みの一つといえます。

 

画像引用元:

http://www.af.mil/ (米空軍HP)

http://www.mod.go.jp/asdf/ (航空自衛隊HP)

 

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