[海上保安庁]予算増額!警備体制強化と尖閣専従部隊の創設?

昨年11月の小笠原諸島沖での中国漁船の大群による大量の密漁問題で一気に注目を集めた領海警備ですが、海上保安庁の今年度予算は増額となり、警備体制の強化が期待されます。領海警備の重要度が年々高まる中、海上保安庁の予算増額と警備能力の強化は喫緊の課題となっています。

 

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厳しさを増す領海警備の要を担う海上保安庁の平成27年度予算は前年度より42億円多い1876億円(補正予算を含まず)となりました。これに補正予算が付与されることが見込まれるため、総予算は2年連続で2000億円を超えることになると予想されます。そして予算の総額は昨年度よりは若干増額となる模様です。

 

海上保安庁の警備能力は近年の尖閣諸島沖での中国公船の頻繁な出没や昨秋の小笠原諸島沖での密漁問題などで益々重視されています。小笠原沖での問題のように通常の沿岸警備に加えて尖閣諸島方面ならず他方面にも集中的に船舶を割かなければいけない状況が起きうることを鑑みた場合、巡視船の増強が急がれます。

 

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今回決定された2015年度予算のうち370億円以上が船舶や航空機の整備費として充てられる予定です。このうち、2016年春の創設を目指す尖閣専従部隊の整備のために約159億円(平成26年度の補正予算を合わせると約212億円)が使用されます。

これによって尖閣諸島周辺を巡回・警備する専用部隊の配備が可能となり、巡視船12隻によって構成される見通しです。部隊構成の詳細は4000t級でヘリコプター1機を搭載できる「つがる型」が2隻と1000t級の「くにがみ型」が10隻です。後者の「くにがみ型」は新型の巡視船であり、今年度の予算で6隻が建造されます。

 

「くにがみ型」の詳細は⇩⇩⇩

【海上保安庁】新型巡視船を新造!尖閣,装備,建造計画?

 

「くにがみ型」の運用に関しては複数制クルーの導入によって通常よりも稼働率を上げる試みが実施されます。これによって「くにがみ型」10隻は12隻分に相当する稼働率を目指すことになります。そして専従部隊の拠点となる石垣港も宿舎の整備などを行い、拠点としての機能強化を図ります。警戒監視能力、速力、航続距離を高めた新型ジェット機を2機を配備する計画も今年度予算で推進される予定で、空と海で連携した24時間の警戒体制が敷かれます。

 

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さらに尖閣領海警備体制を強固なものとするために全国の部隊から応援派遣を実施して最大12隻の巡視船の増派が見込まれます。つまり、これによって最大24隻前後の巡視船による警備体制が確立可能となります。

一方、密漁船などに対処するために規制能力強化型の新型巡視船の建造も進められます。昨秋に小笠原沖で大量に現れたような中国漁船などに対処できるように機動性に優れ、追跡捕捉能力や情報伝達能力などを高めた新型巡視船3隻を今年度予算で建造して来年度に配備します。

これら規制能力強化型の巡視船はまず3隻で試験的に運用されると予想されますが、昨秋の小笠原沖での現状を鑑みた場合はこの種の巡視船の増強が急がれますね。無論、船舶や航空機の増強に合わせて人員の確保も課題であり、今年度の予算で海上保安庁の人員も400人以上の増加となりました。

 

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画像引用元:www.kaiho.mlit.go.jp (海上保安庁HP)

 

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