[アメリカ海軍]横須賀基地に新鋭イージス艦を追加配備!リバランス政策?

不安定さが増すアジアの安全保障環境において米軍のプレゼンスと抑止力強化の一翼を担うべく、横須賀基地に最新鋭のイージス艦「ベンフォード(USS Benfold)」が配備されました。これで横須賀基地の第7艦隊に配備された米海軍のイージス艦は11隻となり、着々と前方展開戦力を増強しています。

151019-N-XN177-059 YOKOSUKA, Japan (October 19, 2015) – The Arleigh Burke-class guided-missile destroyer USS Benfold (DDG 65) arrives at Fleet Activities (FLEACT) Yokosuka to join the Forward-Deployed Naval Forces in Japan. Benfold recently updated its air defenses to the Aegis Baseline 9 combat system. FLEACT Yokosuka provides, maintains, and operates base facilities and services in support of 7th Fleet’s forward-deployed naval forces, 83 tenant commands, and 24,000 military and civilian personnel. (U.S. Navy photo by Mass Communication Specialist 2nd Class Peter Burghart/Released)

海上自衛隊の観艦式が行われた翌日の10月19日に米海軍の横須賀基地に新鋭のイージス艦「ベンフォード」が入港しました。米海軍は台頭する中国海軍や弾道ミサイル打ち上げ能力を発展させつつある北朝鮮の存在を受けて艦艇の60%をアジア太平洋方面に配備する計画を進めており、アメリカの「リバランス政策」の柱の一つです。

このリバランス政策の一環として米海軍は日本の戦略的価値を非常に重視しており、横須賀基地はアジア太平洋における重要な拠点です。その横須賀基地を中心に展開する第7艦隊にイージス艦3隻を2017年半ばまでに追加配備する計画を現在進めており、今回到着したイージス艦「ベンフォード」は2隻目になります。今年6月には最新鋭のイージスシステムを搭載したミサイル巡洋艦「チャンセラーズビル(USS Chancellorsville)」 が横須賀に配備されました。

リバランス政策及び第7艦隊についてはこちらを参照↓↓↓

【アメリカ】オバマのアジア太平洋回帰政策とは?リバランスとは?

[アメリカ海軍]第7艦隊とは?最強,海上自衛隊,旗艦,中国,戦力?

 

ちなみに「ベンフォード」も「チャンセラーズビル」もイージスシステムの中でも最新鋭のベースライン9と呼ばれるものを搭載しており、このような新型イージス艦がアメリカ以外で配備されるのは初めてです。この事実から見てもアメリカがいかにアジア太平洋方面を重視しているか分かるでしょう。

今回の「ベンフォード」配備を受けて横須賀基地に配備された米海軍のイージス艦は11隻となりましたが、これはかなりの数と言えます。海上自衛隊のイージス艦が現在6隻(8隻体制へと移行する)であり、イージス艦2隻で日本列島のほとんどをカバーできると言われていることを踏まえると横須賀の米海軍だけで11隻というのは驚異的な戦力です。

 

150905-N-OI810-198 PACIFIC OCEAN (Sept. 5, 2015) Arleigh Burke-class guided missile destroyer USS Benfold (DDG 65) comes along side the Nimitz-class aircraft carrier USS Ronald Reagan (CVN 76). Ronald Reagan, and its embarked carrier air wing, Carrier Air Wing (CVW) 5, provide a combat-ready force that protects the collective maritime interests of its allies and partners in the Indo-Asia-Pacific Region. (U.S. Navy photo by Mass Communication Specialist 3rd Class Nathan Burke/Released)

 

横須賀に配備される米海軍のイージス艦は2017年には12隻体制となり、最近同様に配備された原子力空母「ロナルド・レーガン」と合わせると強力なプレゼンスとなります。目に見える形での強固な抑止力が完成することでしょう。さらに、12隻のイージス艦のうち弾道ミサイルの迎撃能力(BMD能力)を持つ艦が8隻となる予定です。

このような配備状況や予定から米海軍がアジア太平洋における「リバランス」のために前方展開戦力を強化していることが分かります。リバランス政策を支えて日本の安全保障を確保するためにも自衛隊が日本を中心に配備されたこの強力な艦隊との連携・協力体制をしっかり構築していくことが求められます。

 

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⚪︎画像引用元: http://www.navy.mil(米海軍HP)

 

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