日本が潜水艦技術を輸出?豪州と共同研究!

オーストラリアを訪問した安倍首相はアボット首相と会談して日豪EPA締結などの成果を上げました。その成果の中に防衛面での協力、具体的には潜水艦技術の共同研究で合意しました。

 

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安倍首相は7月8日にオーストラリアを訪問してアボット首相と首脳会談を行いました。今回の訪問で経済面での結び付きを強める日豪EPAの他、防衛面でも具体的な日豪協力体制を確立することを表明しました。オーストラリアは前政権のラッド政権は中国寄りでしたが、現在のアボット政権は日本重視の姿勢を見せています。

日本とオーストラリアは共にアメリカの同盟国であり、アジア太平洋地域において自由、民主主義、人権、法による秩序などの価値観を共有する民主国家です。こうした共通点から両国は関係強化を図っており、いまや日豪は軍事訓練なども定期的に行う「準同盟」関係です。今回の首脳会談後に出された共同声明では日豪関係を「特別な戦略的パートナーシップ」と明記しており、両国関係が他のより一段上の関係であることを表しています。

 

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日豪は価値観が違う中国という大国の振る舞いが地域の不安定化に繋がるとして懸念しています。日本は東シナ海で、オーストラリアは南シナ海やインド洋での中国海軍の進出を警戒しています。そこで日本とオーストラリアは共に地域の重要な民主主義国家として互いに協力するに至りました。

 

元々、両国は経済的な結びつきは強かったですが、安全保障面での協力関係はいまひとつでした。しかし、安倍政権はオーストラリアを「自由と繁栄の弧」「安全保障のダイヤモンド戦略」の重要なパートナーとして重視しています。オーストラリアの方も同様に日本を価値観を共有する、対中牽制でも協力できる重要なパートナーとして認識しています。オーストラリアとしては中国は第1位の貿易相手であり、経済的に割と依存していますが、それでも中国軍の動きは自国の安全保障にとってプラスではないことを認識しています。そこで同じアメリカの同盟国であり、軍事面でも協力できる日本を重要視した形でしょう。

 

自由と繁栄の弧

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http://www.cnn.co.jp/

 

安全保障のダイヤモンド戦略

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http://www.zakzak.co.jp/

 

今回の両国の会談では潜水艦技術の共同研究を進めることを決定しました。オーストラリアは日本の海上自衛隊が保有するそうりゅう型潜水艦の高い技術に注目しており、オーストラリアとしてはこの技術を導入したいようです。オーストラリアはオセアニア地域では最大の軍事力を保有しており、東南アジア方面でも大きい方です。この軍事力を日本としてはシーレーンの防衛に協力していただきたいものです。

 

オーストラリア海軍は現在、増強計画中であり、強襲揚陸艦やイージス・システム搭載艦の建造、新型潜水艦の建造計画などを進めています。こうした増強計画はおそらく中国海軍の海洋進出に対抗するものとみていいでしょう。オーストラリアとしても中国海軍が自国の海の近くまで進出してくるのに危機感を抱いています。

 

増強計画の中で新型潜水艦の技術に日本のそうりゅう型の技術を導入して高性能な潜水艦を配備したいようです。現在、オーストラリア海軍はコリンズ級潜水艦を6隻配備していますが、これは潜水艦としては致命的な騒音がひどいという欠点があり、同じ通常動力型潜水艦でも静粛性に優れた日本の潜水艦の技術が欲しいのでしょう。

 

コリンズ級潜水艦

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そうりゅう型でも使用されている非大気依存推進力による長期潜航が可能な能力に加え、日本の潜水艦の特徴でもある静粛性を生み出す吸音タイルなどの技術を導入したいようです。これらの技術を導入した高性能な潜水艦を配備したい意図が見えます。日本としてはオーストラリアとの安全保障面での協力関係を強化するのはプラスでしょう。今後もオーストラリア軍との合同演習や技術協力を進めて中国を牽制する狙いもあるでしょう。

 

そうりゅう型潜水艦

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しかし、潜水艦技術は最高峰の防衛機密です。特に日本の潜水艦は世界でも有数の高い性能を持っており、この情報が外に漏れることは防がねばなりません。もちろん、共同研究や開発は日本の防衛産業の育成や成長に大きく寄与するでしょう。しかし、技術流出の懸念は消えませんね。特に前政権が親中であっただけに、再び政権交代が起きて親中政権が誕生したら防衛協力が滞ったり、最悪の場合は技術が流出してしまう可能性もあります。

 

同じ価値観を共有して、安全保障面でもメリットを期待できるオーストラリアとの準同盟関係の強化には賛成ですが、相手を十分に見極めて提供するモノの是非を考える必要があるでしょう。

 

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画像引用元:http://www.kantei.go.jp/jp/96_abe/actions/201407/08_australia.html

http://www.defenseimagery.mil/index.html

http://www.mod.go.jp/msdf/

http://www.cnn.co.jp/

http://www.zakzak.co.jp/

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