【南西諸島防衛】陸自,新型12式地対艦ミサイルを熊本に集中配備!

海洋進出著しい中国に対する南西諸島防衛強化の一環として陸上自衛隊が新型地対艦ミサイルを熊本に集中配備することが6月14日に判明した。大隅海峡にすら出没する中国海軍を狙ったものであることは明らかであり、日本の南西諸島防衛への決意が垣間見える。

 

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陸上自衛隊は2012年から調達が開始された最新の12式地対艦誘導弾(ミサイル)を熊本に集中配備するとした。熊本の健軍駐屯地には西部方面特科隊の第5地対艦ミサイル連隊が駐屯しており、ここの部隊に2016年より調達する16両をすべて集中配備する方針だ。

12式地対艦ミサイルは現在配備されている88式地対艦ミサイルの後継であり、88式よりも情報処理力や目標捕捉力がアップグレードされている。射程も88式の約150kmから50km伸びて200kmとなっている。システムは88式同様に専用車両に発射用キャニスターを6つ積んで、発射地点まで運搬する。

 

88式地対艦ミサイル

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今年に教育用として1両が陸自富士学校の特科部に配備される。一線級部隊への配備は2016年からを予定しており、最初に調達する16両をすべて南西諸島防衛用に注ぎ込む構えだ。

 

陸自の地対艦ミサイル連隊は北海道に3個連隊、青森に1個連隊配備されており、冷戦時代の旧ソ連海軍に向けた配備状況だったというのが分かる。そのため、旧体制の北方重視から南西重視のためにも南西諸島を睨む熊本の連隊に集中配備して中国海軍を牽制するようだ。

有事の際は海自の輸送艦を使って南西諸島に配置する算段だろう。その他にも鹿児島などにも移動配置して大隅海峡防衛に当たるとも考えられる。実際去年の夏には中国海軍の艦艇3隻が大隅海峡に出没した。大隅海峡は津軽海峡同様に国際海峡であり、領海は通常の12海里ではなく沿岸から3海里となっている。そのため中国海軍が航行しても問題ではないが、ここに出没したという事実は大きい。

 

大隅海峡に出現した中国海軍艦艇

中国海軍江凱型フリゲート

 

 

沿岸防衛の強力な切り札ともいえる地対艦ミサイル(SSM)ですが、配備数が足りないのはもちろんのこと、地対艦ミサイル連隊の数自体足りていないように思える。少なくも沖縄方面に最低1個連隊を新設してここにも集中配備するべきであろう。

 

沖縄本島はもちろんのこと、宮古島、石垣島、与那国島、薩南群島の奄美大島などにも配備する必要があるのではないか。個人的には南西諸島方面には地対艦ミサイル部隊1個連隊を新設、もう1個連隊を北海道から移動配備するべきかと。那覇の第15旅団も最低でも1個師団並みの戦力に増強して新鋭の10式戦車も配備するべきであろう。もちろん、沖縄の負担という問題を考えればそう簡単にはいかないだろうが。

 

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しかし、南西諸島防衛の現状はあまりにも心許ない。ようやく与那国や石垣に監視部隊を置くようだが、地対艦ミサイルや地対空ミサイルを各島嶼に配備して有事の際に中国海軍艦艇を撃退できるような体制を整えておかねばならない。現状では中国海軍が出動してきた場合は海自の護衛艦隊群は一番近くて約1000km離れた佐世保基地である。

そのため、海自艦隊が来援するまでの防衛と時間稼ぎという意味でも南西諸島方面に地対艦ミサイルを配備するのは重要である。近年沖縄周辺に中国海軍が出没して、海峡を突破して太平洋に進出しているが、沖縄方面に12式SSMを集中配備すれば強力な牽制となる。膨張する中国海軍に睨みを利かせるためには九州に加えて南西諸島への12式SSMを早急に検討・実行することが必要である。

 

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