[南西諸島防衛]沖縄県宮古島に陸自警備部隊を配備!

防衛省は南西諸島防衛のために沖縄県宮古島に陸上自衛隊の警備部隊約500〜600人ほどを配備する方針を決めました。防衛力の空白地帯とも呼ばれているこの地域に部隊を配備することで海洋進出が活発な中国への抑止力を強化する狙いがあります。

 

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長らく「防衛力の空白地帯」と呼ばれてきた沖縄本島以西の南西諸島。近年は中国による海洋進出の活発化を受けてようやく防衛力の整備に力を入れ始めました。既に鹿児島県の奄美大島、沖縄県の与那国島への陸自部隊の配備が決まっており、今回の宮古島への配備計画でさらに防衛力の強化を図る見込みです。

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上記の図にように那覇以西の島々には自衛隊の配備はほとんどなく、まさに空白地帯でした。有事の際には島の防衛力はおろか、警備力ですら駐在する警察官2名しかいないという異常な事態が長らく続いていました。しかし、与那国島での陸自沿岸監視隊の配備を筆頭に今回の宮古島、そして石垣島への部隊配備が進められる見通しです。

 

宮古島配備が計画されている陸上自衛隊の警備部隊は500〜600人ほどの規模で、島の複数の施設に駐屯するようです。地対艦ミサイルや地対空ミサイルも配備される予定で、沿岸防衛の強化と中国海・空軍に対する抑止力の強化を図ります。実際、宮古島と沖縄本島の間の海峡は中国にとって重要な太平洋への出口であり、戦略的要衝として認知されています。

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中国海軍の艦隊がここを通って西太平洋に進出する光景がここ数年よく見られており、ここに地対艦・地対空ミサイルを装備した警備部隊を配備することはかなりの抑止効果が期待できます。離島には堅牢な補給線をきちんと確保した上で軍事プレゼンスを示すことが重要であるため、今回の方針は意義のあるものといえるでしょう。

駐屯する警備部隊は有事の際には初動対応を担当して後続部隊が到着するまで沿岸防衛・離島防衛に努めます。地対艦ミサイルとしては88式もしくは最新の12式地対艦ミサイルの配備が予想されます。これらは陸上自衛隊が保有する高性能なミサイルであり、沿岸から約150km離れた水上艦艇を撃破できます。地対空ミサイルとしては03式中距離地対空ミサイル、11式短距離地対空ミサイルなどが予想されます。

 

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88式地対艦ミサイル

 

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03式中距離地対空ミサイル

 

どちらにしろ、これらの装備と人員の配備はかなり効果的な抑止力となります。今まで軍事力の空白地帯を通っていた中国海軍が今後はすぐ近くに強力な地対艦ミサイルや地対空ミサイルを装備した部隊がいることを考えると与える心理的プレッシャーは比べものになりません。なによりも今回の方針は国内外に離島防衛への確たる意志を示すことになります。

今後は住民の理解をどう得ながら計画を進めていくかが課題でしょう。そして宮古島への部隊配備の成否は同様に石垣島への部隊配備を実現する上で重要です。防衛力の空白をなくすためへの意義深い一歩でしょう。

 

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画像引用元:

http://www.mod.go.jp (防衛省HP)

http://www.mod.go.jp/gsdf/ (陸上自衛隊HP)

 

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「[南西諸島防衛]沖縄県宮古島に陸自警備部隊を配備!」への1件のフィードバック

  1. 宮古島の娯楽施設や隊員たちの恋愛事情はカバーできてるでしょうか?それが、気がかりでしょう?

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