リムパック2014に中国初参加!日本の海上自衛隊は?撃沈とは?

中国人民解放軍の機関紙である「解放軍報」の9日付けの記事で中国海軍の広報担当者が環太平洋合同演習(リムパック)に初めて参加すると表明した。2年に一回の割合でアメリカ海軍によって主催されるリムパックは今年で24回目。日本を始め多くの国々が参加しており、ここに中国海軍が初めて加わるのは画期的かつ注目に値します。

 

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まずは環太平洋合同演習(以下リムパック)について見ていきましょう。

リムパックは1971年にアメリカ海軍によって初開催され、参加国の海軍間の共同作戦能力向上を目的としています。当初は中露などの共産主義圏に対する軍事演習でしたが、近年は主に災害などの際に連携して救援作戦などを実施するために海軍間の信頼・協力関係を構築しようという目的のようです。さらに、国際問題(ソマリア沖の海賊問題など)にも共同対処するために互いの交流を深める目的もあります。そのため、アメリカ海軍主催とはいえ、同盟国だけではなくロシアなどの非同盟国も参加しています。

ちなみに初回はアメリカ海軍に加え、カナダ海軍、オーストラリア海軍、ニュージーランド海軍の4ヵ国による合同演習でした。日本の海上自衛隊は1980年に初めて参加、それ以降は毎回参加しています。演習は通常ハワイ近海の太平洋上で行われ、リムパック2012にはロシア海軍、韓国海軍などを含めて22ヵ国から人員約2万人、艦艇約30隻、航空機100機以上が集まり、今までで一番大きな規模となりました

 

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そして今回のリムパック2014。報じられたように中国海軍の艦艇が初めて参加します。他の参加国である日本やフィルピンと対立する中国の参加には驚きと期待がありますね。中国のリムパックへの参加打診は2012年に当時のパネッタ国防長官がしたものです。米側の主な思惑として以下のことが考えられます。

 

  • 多国間軍事演習に参加させることによって中国軍に国際協調の意義を示す。
  • 中国海軍との交流を深める。
  • 中国海軍の作戦能力を知る。
  • 米海軍の高い作戦遂行能力を間近で見せつける。

 

特に1番の意義は大きいかと。平和と秩序維持のために多国間での連携・協力が大切であるということを中国側に理解させることが目的と考えられますね。国際的な軍事演習という枠組みの中に中国軍も入れることによって単独で秩序を乱すような行為を抑制しようという意図が見えます。ただ、南シナ海でも平和維持とは程遠い行動をしている中国にどこまで効果があるかは疑問ですが・・・

 

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しかし、現場レベルでの交流を深めるというのは大いに意味があります。たとえそれが仮想敵国同士であっても。今回のリムパックには海上自衛隊ももちろん参加しますから、海上自衛隊と中国海軍が交流する貴重な機会になります。現場レベルでの信頼関係は不測の事態が発生した場合の対処に関わります。例えば、ある程度信頼関係が構築できていれば偶発的に不測の事態が起きても現場では冷静に対処し、互いに事態を拡大・悪化させない処置が取れます。なるべく穏便に現場での問題を解決するためにも本当は現場同士の交流をもっと促進させることが必要です。そういう意味ではリムパック2014が海上自衛隊と中国海軍の信頼構築への一歩になればいいですね。

 

3番目の能力を知るというのも今回のリムパックで期待される重要な成果でしょう。拡大が著しく、行動も活発な中国海軍の外洋での作戦能力は如何ほどのものか。さらに、他の軍との連携能力はどれほどのものか。このあたりを今回の演習で収集、分析すれば中国海軍への理解を深めるきっかけにもなるでしょう。

もちろん、手の内を知ろうとするのは向こうも同じです。それが最後のこちらの能力を見せつけるという思惑に繋がります。米海軍のみならず海上自衛隊も高い外洋航行能力や作戦能力を持っているため、これらの一部を中国側に誇示して東シナ海での秩序を乱す行動へのいわゆる「牽制」に繋げたいですね。ただし、能力誇示は反発や反抗心を生むなどの逆効果にもなりかねないので程度には注意を払う必要がありそうですね。

 

さて、ここで我らが自衛隊についても触れてみましょう。海上自衛隊はこの演習では長年の参加者であり、その高い能力を生かして積極的に他国艦との共同作戦能力を磨いています。海上自衛隊は純粋な意味での軍事演習は主に米海軍と行い、多国間演習は救援作戦や海賊対策作戦に参加しています。その米海軍との軍事演習で海自の潜水艦が米空母に撃沈判定を食らわせて追撃を逃げ切ったという武勇伝が残っています。真偽のほどは不明ですが、海自の実力の高さを物語る一例でしょう。実際、リムパックでは指揮官はアメリカ海軍が務めるのが常ですが、副司令官には日本の海自が務めることが多々あります。今回のリムパック2014でも前回に引き続き副司令官は日本が担当し、中畑康樹少将が務めます。そのためか、中国側には日本人の指揮下に入ることへの抵抗があるようです・・・

 

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そんな中国側も自国の軍の透明性を国際社会にアピールできる機械として今回の演習を捉え、参加に踏み切った模様。

6月9日には演習に参加するためミサイル駆逐艦「海口」、ミサイル護衛艦「岳陽」、補給艦「千島湖」、病院船「和平方舟」が出港。艦載ヘリコプター2機や潜水部隊なども参加する見通しで参加兵は1100人以上

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140609-00000117-jij-

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なお、今回の演習には陸上自衛隊も初めて参加して米海兵隊と水陸両用訓練を行う見通しです。新たに離島防衛・奪還を任務とする水陸機動団が編成されるため、せれに向けて隊員の技術や練度を高める狙いがあるものとされている。陸自は現在、南西諸島防衛を担っている西部方面隊普通科連隊を参加させ、上陸訓練などを1ヵ月に渡ってハワイで行う模様。これは多国間合同演習とは別のものであり、中国軍を牽制する狙いがありそうだ。一方では合同演習を行い、交流・連携を深め、もう一方では日米で離島上陸演習を行って牽制する。各国の思惑が入り乱れるリムパックは奥が深いですね。

 

リムパック2014、多国間合同演習は今回はグアム沖で行われる予定で参加国23ヵ国、水上艦艇約40隻、潜水艦6隻、航空機100機以上、将兵25000以上という史上最大規模。海上自衛隊はイージス艦「きりしま」、ヘリ空母「いせ」の水上艦艇2隻と、P3C哨戒機3機、隊員約740人を参加させる方針です。

 

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