【中国空母】遼寧の実力は!?艦載機,性能,カタパルト,欠陥,画像?

2012年に就役した中国海軍初の航空母艦「遼寧」。旧ソ連の「ヴァリヤーグ」をウクライナから購入したものを改修、空母としての運用に漕ぎ着けたものです。しばしば「中国の脅威」の象徴とされる空母・遼寧。果たしてその実力とは?

 

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 中国空母 遼寧 画像

旧ソ連時代の1988年に黒海の造船所で進水した重航空巡洋艦「ヴァリヤーグ」。その後、ソ連崩壊を受けて艦の建造は進まず、新生ロシアも財政難によってヴァリヤーグを完成まで漕ぎ着けるほどの余裕はありませんでした。こうして建造が放棄されたヴァリヤーグの所有権は独立したウクライナに移されたが、ウクライナとしてもこれは手に余る代物でした。

 

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そこでウクライナは空母保有の意図がありそうな新興国を中心に売り込み活動を開始。しかし、未完成な「空母」として購入するのは高すぎて買い手がつかず時間だけが過ぎます。そして1998年にマカオの会社が上海でカジノとして運用するために20億円のスクラップとして購入しました。いざマカオに運ぶのかと思いきや、大連港に持ち運ばれます。実はこのマカオの会社は社長が元軍人といういわゆる解放軍系の会社です。中国人民解放軍はリストラ、退役された兵士や天下り先の確保のために多くの「会社」を保有しています。このマカオの会社もそのうちの一つでしょう。つまり、このスクラップを購入した時点で人民解放軍の関与と空母として改装する意図が見えます。しかも、トルコのボスポラス海峡とダーダネルス海峡を通過する際は空母の通行を禁止した国際条約に抵触する恐れがあったにもかかわらず中国政府が仲介に乗り出しています。

 

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この1件だけを見ても中国政府及び海軍上層部が買い手のつかないヴァリヤーグを空母として保有することを前提に傘下の会社に「スクラップ」の代金で購入させたことが窺えます。つまり、ウクライナが空母として積極的に売り込みに来た時は値段が高いからと断り、一旦スルーしてスクラップとして安価で購入する。まさに、おいしい買い物ですね。

 

  中国空母 遼寧 実力 艦載機 性能 欠陥

さて、そのヴァリヤーグですが、中国に到着した時はエンジンは搭載しておらず、完成率は67%と言われている。それを空母として改修して2012年に就役させました。エンジンに関しては国産の蒸気タービン推進を搭載しているという説と、ディーゼルエンジンを積んでいるという説があります。仮に後者であった場合は20ノット程度しか速力がなく、艦載機発進には不利でしょう。ちなみに米空母は30ノット以上の速力で艦を風上に向けて、艦載機に十分な揚力を与えて発進させます。艦載機に関しては実験動画でJ-15を発進させる様子が確認でき、一定の運用能力は備えているものと思われます。その艦載機を発進させるカタパルトは輸入や開発できず、現在研究中とのことです。当面はスキージャンプ式で艦載機の運用を行うようです。

 

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http://big5.xinhuanet.com/gate/big5/news.xinhuanet.com/2012-11/25/c_123998064.htm

 

着艦する際のアレスティング・ワイヤーは当初ロシア製のものを購入する予定でしたが、断られたとのことです。これは重要な軍事機密であることはもちろん、ロシア製の兵器をコピーして国産として輸出する中国に対する不信感の表れでもあるでしょう。この着艦装置は自主開発したとの説が有力であり、今までに公開された映像などを見る限り、特に目立った問題はないようです。しばしば、「欠陥空母」として揶揄される「遼寧」ですが、まずは中国が空母を保有したという事実を直視すべきでしょう。おそらく中国海軍は「遼寧」を本格的に実戦投入するのではなく、「練習空母」として扱うでしょう。そうなると、次に出現する「国産空母」の存在を注視するべきです。実際、すでに大連で2隻目国産空母が建造中であり、3隻目も建造が始まります。このように中国海軍の空母機動部隊を保有する意図は明白です。この中国海軍の空母機動部隊に対する意志こそ日本は警戒すべきです。

 

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日本としては「遼寧」を欠陥空母として捉えて甘く見るのではなく、近い将来に出現するであろう2隻目、3隻目の空母の存在を頭に入れて着々と防衛力を高めることが肝心です。隣国が空母機動部隊を保有する意志があることを受け止めて南西諸島の防衛に専念すべきです。空母を保有しても本格的に運用できるまでは最低5~10年ほどはかかります。その間の時間を無駄にせず、日本の防衛力を向上させることが急務です。

 

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・画像引用元:http://big5.xinhuanet.com/gate/big5/news.xinhuanet.com/2012-11/25/c_123998064.htm

 

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