中国海軍の実力/艦艇は?イージス艦「海口」,潜水艦,動画,画像!

今年のリムパックに初参加した中国海軍。南西諸島にも度々出没して日本国内でも近年注目を集めていますが、この隣国の拡張する中国海軍について我々は果たしてどれぐらい知っているでしょうか?今回は中国海軍について見ていきましょう。

RIMPAC2012

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中国海軍 艦艇 画像

まず、中国海軍の歴史について軽く触れておきます。
中国海軍、正式名「中国人民解放海軍」は1949年に創立されました。当初保有する艦艇は小型艇や旧式艦ばかりで沿岸警備・防衛を主目的としていました。いわゆる「ブラウン・ウォーター・ネイビー」、沿岸海軍でした。元々、大陸国家たる中国はどうしても陸軍に予算と力を注ぎ、海軍力や空軍力の強化は後回しでした。特に核開発に巨額の予算と人員を投入した結果、海軍の整備は進みませんでした。

しかし、1980年代に鄧小平が経済成長を推進すると「軍隊の近代化」を掲げます。この近代化は今までの陸軍一辺倒ではなく、海軍力と空軍力の整備にも力を入れることを目指したものでした。この時、大きな役割を果たしたのが「劉華清」です。劉華清は「海軍近代化の父」と呼ばれ、第一列島線・第二列島線構想(八五戦略)の考案者でもあります。

劉華清海軍上将

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この劉華清の下で中国海軍は近代化整備を続け、今まで小型艦艇や旧式艦ばかりで構成されていた沿岸海軍を外洋海軍へと脱皮させようと試みます。現在は定期的に太平洋に進出して訓練航海を行うなど、「外洋海軍」へと進んでいます。

 

 中国海軍 潜水艦 イージス艦「海口」

現在の中国海軍は・・・

人員:25万人

空母:1隻

駆逐艦:14隻

フリゲイト艦:62隻

潜水艦:65隻(原潜9~10隻)

哨戒艦艇:211隻

※英国際戦略研究所「ミリタリーバランス2013」より

 

こうしてみると、日本の海上自衛隊よりも「量」では凌駕しており、ここ20年弱で急速に「質」も大幅な向上を遂げている事実を考慮すると、かなりの「脅威」となりうるでしょう。前述のように中国海軍は既に沿岸海軍を脱皮しており、少なくともA2ADを実行できるだけの外洋作戦遂行の能力を獲得しようとしています。

 

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http://jp.xinhuanet.com/より

 

今回のリムパックに初めて参加したのは既出の記事で説明しましたが、この演習には「中華版イージス」と呼ばれる蘭州型駆逐艦「海口」も参加しています。駆逐艦「海口」は2005年に就役した蘭州型の2番艦であり、中国海軍にとってはご自慢の新鋭艦です。その自慢の中華イージスを参加、そして一般公開までしたのは今回の多国間合同演習において中国海軍の発展ぶり、実力を見せつける狙いもあります。

 

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この蘭州型駆逐艦の外見はアメリカ海軍のイージス艦によく似ており、艦橋部にはフェーズド・アレイ・レーダーと同様のものが確認できます。特徴的なのは国産の武器、兵装システムを全面的に使用していることで、「国産艦」と宣伝してます。日本の海上自衛隊のあきづき型と言ったところでしょうか。

 

この蘭州型の実力や詳細は不明ですが、軍事専門家の定評では

「性能は高いに違いないが、米海軍のイージス艦には劣る。」

というものです。しかし、今まで登場してきた中国海軍の艦艇と比べるとはるかに高性能であるという事実は中国海軍が「質」と「量」の双方を着々と整備していることの証でしょう。実際、この蘭州型駆逐艦は6隻のみの建造で終わっていますが、さらに性能を上げたとみられる次級「昆明型」が建造、今年就役しました。

 

 中国海軍 実力 動画

着々と拡張する中国海軍。では、その実力は如何ほどのものでしょうか?

難しい疑問ですが、間違いないのはここ20年ほどでかつての「旧式的な沿岸海軍」から太平洋に定期的に進出できる能力を得とくしたこと。そして国産の兵器や兵装システムを多く使った独自の艦艇を多く建造していること。これらの点は疑いようのない事実です。

 

実力となると性能と兵員の技量などが重要ですが、性能については米海軍にはもちろん劣るものと考えていいでしょう。しかし、その兵器の性能は決して低い方ではなく、年々向上しており、周辺諸国にとっては十分な脅威です。個人的な推測ですが海上自衛隊が保有する艦艇や兵装の性能と比較すれば、海自の方に軍配が上がるでしょうが、歴然とした差はもうないものと考えます。つまり、彼らの性能は着々と上がっているのです。この点に十分注意する必要があるでしょうね。

 

兵員の技量の方は海上自衛隊や米海軍の方が上回っているようですが、こちらでも近年は定期的な外洋航行訓練を通して腕を上げているのは間違いないです。多国間訓練にも参加してノウハウを習得して、技量の上達に繋げています。

 

大規模な演習の様子
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http://www.nikkei.com/より

 

演習の様子は⇒コチラ

 

総合的に考慮すると、中国海軍の実力は海上自衛隊にわずかに劣るものでしょう。しかし、このままだと確実に追い上げてきて、互角、そして逆転する可能性が高いです。この現実を重く受け止め、日本も南西諸島防衛と海洋国家としての全体的な防衛力を強化するためのしっかりとした安全保障政策を講じる必要があります。

 

画像引用元:http://japanese.china.org.cn/politics/txt/2014-07/07/content_32877921.html

http://www.nikkei.com/article/DGXNASDE26003_W3A021C1PE8000/

http://jp.xinhuanet.com/

 

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