護衛艦いずもが就役!ヘリ空母配備,二番艦24DDH,中国,F-35B?

海上自衛隊最大の護衛艦となる「いずも」が3月25日に遂に就役しました。海上自衛隊の艦隊中枢として重要な役割を担うことが期待されているこのヘリ空母の配備は自衛隊増強の象徴でもあります。大きな期待が寄せられている「いずも」就役の意義を考えてみました。

 

06

去る3月25日、横浜磯子区のジャパンマリンユナイテッドにて最新鋭の護衛艦「いずも」の引き渡しが行われました。国内外からの多くの報道陣が注目する中、造船所から中谷防衛大臣に自衛艦引き渡し書が手渡された後、自衛艦旗が授与されて正式に海上自衛隊の横須賀基地に配備されました。舞鶴に転属となった「ひゅうが」に代わって第1護衛隊群第1護衛隊に所属します。

建造費1200億円というイージス艦並みの予算と全長248m、排水量19500tという巨大な船体は正しく海上自衛隊最大の艦船です。この巨大な船体に全通式甲板を採用することでヘリコプター5機が同時に発艦・着艦できます。

 

183_03l

 

「いずも」「ひゅうが」と違って最低限の自衛火器しか装備していないため、基本的には護衛の艦艇を伴って作戦行動にあたります。多数の対潜ヘリを搭載できることから対潜水艦作戦の中枢として機能します。「いずも」は艦隊旗艦としての機能を多く保持しているため、災害派遣でも離島奪還作戦でも指揮能力を発揮することが期待されます。つまり洋上基地・司令部として活用されます。

 

いずもの詳細は→新型護衛艦「いずも」最新情報!空母,2番艦,公試,艦装は?

 

「いずも」は導入予定のオスプレイも搭載する機能を備えているとみられており、離島防衛における輸送艦としても機能すると思われます。つまり護衛艦「いずも」は対潜作戦における航空運用能力、他の艦艇への補給能力、輸送能力、病院船としての能力など多くの機能を持ったマルチな艦です。

オスプレイが導入された暁には「いずも」にも必要に合わせて搭載されることは確実でしょう。離島奪還作戦の際に不足が懸念される輸送力を補う重要な艦となります。対潜ヘリのみならず、輸送ヘリや掃海ヘリ、そしてオスプレイも運用できることから「いずも」はまさに「へり空母」としての役割を発揮することでしょう。

 

izumo

 

 

さらに「いずも」は垂直離着陸機のF-35Bを搭載するのでは?と噂されています。「いずも」の甲板はある程度の耐熱処理していると思われますが、F-35Bの排熱には現時点では耐えられないと考えます。オスプレイやヘリなどの排熱には耐えられるはずですが、F-35Bとなると話が違いますね。

しかし、改造を施せば耐熱甲板にすることは不可能ではないでしょう。海上自衛隊初の舷側エレベーターも装備しているため運用能力はある程度あるものと思われます。しかし、燃料・弾薬の補給に関してはかなり疑問が残ります。

「いずも」は「ひゅうが」に比べてF-35Bの搭載できる可能性が高いでしょう。耐熱甲板を改造すれば載せることはできるでしょうが、最低限の運用能力を得るにはさらなる改造が必須でしょう。

 

05

 

 

海上自衛隊は「いずも」をさらなる本格的な軽空母への布石として捉えている可能性は高いです。徐々に航空機運用能力を強化した護衛艦を運用することで着実にノウハウと実績を積み上げ、国民にも「空母型艦船」の配備に慣れさせるという狙いがあるものと考えられます。

実際、海自初の全通甲板式艦船である輸送艦「おおすみ」が配備された1998年と比較すると海上自衛隊の航空機運用能力は大幅に向上したといえるでしょう。さらに私たち国民も空母型艦船の登場への違和感が減ったと思います。

 

0325-01

 

では、海上自衛隊が目指しているさらなる空母型艦船とは何でしょうか?個人的な考察としてシーレーン防衛・離島防衛用の軽空母の保有は視野に入れている可能性が十分にあると思います。つまり、固定翼機を数機〜十数機搭載可能な空母です。

主に戦闘機、そして早期警戒機の運用を南西諸島防衛に活用したいという思惑はあることでしょう。南西諸島の航空戦力及びレーダー網の整備は課題ですが、沖縄県にこれ以上航空基地などを新設するのは困難でしょう。そのため、ある程度の航空戦力と早期警戒機を搭載・運用できる空母を保有して南西諸島防衛を強化する計画はあっても不思議ではありません。

「ひゅうが」や「いずも」はそのための布石であり、徐々に洋上における航空機の運用能力を高めるとともに国民の反応を見るという狙いがあったのかもしれませんね。

 

04

 

 

 

今回の「いずも」の配備で中国は特に敏感に反応しており、軍国主義の復活や中国を意識した装備として警戒しています。実際、引き渡し式には中国系メディアも取材に訪れており、「空母ではないか?」という質問を中谷防衛大臣にしています。今回の配備に関して中国、そして韓国がかなり注目していることは間違いありません。特に中国としては「いずも」の登場で海上自衛隊の対潜能力がさらに向上すること、そして将来的な空母保有への道であることを警戒しているのでしょう。

もちろん日本の防衛力強化という面からみれば、多様な能力を発揮できるマルチ艦の配備は喜ばしいですね。「いずも」の2番艦「24DDH」は今年の8月に進水する予定であり、名前が何になるのか注目されています。おそらく2番艦は南西諸島の防衛を睨んで佐世保に配備されるものと思われます。2隻とも海上自衛隊の能力強化と海軍力増強にぜひ貢献してほしいものです。

 

関連記事:

新型護衛艦「いずも」最新情報!空母,2番艦,公試,艦装は?

[海上自衛隊]ひゅうが型護衛艦!ヘリ空母,写真,性能,F-35,韓国,3番艦?

【自衛隊】日本がオスプレイを購入?配備,導入,ひゅうが,画像!

 

画像引用元:http://www.mod.go.jp/msdf/ (海上自衛隊HP)

 

1 2 ・・・次のページ

 

スポンサードリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です