[海上自衛隊]あきづき型護衛艦!性能・実力,進水,6隻,後継?

海上自衛隊の最新鋭の護衛艦である「あきづき型」。和製イージスの異名を持つこの護衛艦は日本の最新技術を結集しており、世界的に見ても高性能な軍艦です。海上自衛隊の護衛艦隊の中核として大きな役割を担う「あきづく型」を見ていきましょう。

 

118_01l

あきづき型護衛艦とは?

「あきづき型」護衛艦は海上自衛隊の最新凡用護衛艦であり、2012年から就役を開始しています。前級の「たかなみ型」よりもかなりステルス性を考慮した形状となっており、海上自衛隊としては初めて本格的なステルス外観を追求した艦となっております。

凡用護衛艦とは対空、対潜、対艦の能力を総合的に保有した護衛艦であり、数の上では護衛艦隊の主力を成す艦です。「あきづき型」は海上自衛隊の中核を担当する艦の一つとして建造され、日本の海防において大きな戦力として貢献しています。

○性能諸元:あきづき型護衛艦

main_115

基準排水量:5,000t

満載排水量:6,800t

全長:150.5m

速力:30ノット(時速55.5km)

乗員:200名

兵装:62口径5インチ単装砲×1
高性能20mmCIWS×2
90式対艦ミサイル4連装筒×2
Mk.41 VLS(32セル)×1
3連装短魚雷発射管×2

艦載機:SH-60K対潜哨戒ヘリ×2

「あきづき型」は1番艦が平成19年に予算が下りたため、「19DD」と言われました。しかし、本来は850億円ほどの予算要求だったのに対して750億円しか下りませんでした。この予算削減は艦のステルス性にも影響しており、対艦ミサイルの発射筒を覆ってステルス性を向上させるスクリーンが割愛されました。そのため、やはり予算は要求通り承認してほしかったですね。

さて、ステルス性は外観を見ても分かるように従来の護衛艦と全く違う形状になっています。マストや主砲もステルス性を考慮した形状であり、レーダーもイージス艦に搭載されているような形状のフェーズトアレイレーダーとなっています。

115_12l

艦の動力を生み出す機関は左舷軸と右舷軸の主機関を前後に間隔を空けて配置しているため、被弾した時に両方が一気に破壊されるという危険性を軽減しています。

C4Iシステムも新開発の戦術情報処理装置を搭載しており、システム艦として護衛艦隊の中核を成します。通信手段も統合データネットワークや海軍戦術情報システムにも参加できるようになっています。そのため、連携能力が格段に向上しており、部隊運用の効率化が図られています。

115_14l

「あきづき型」の特徴は「僚艦防空」の能力が付与されていることです。これは自艦を防衛する「個艦防空」と艦隊を防衛する「艦隊防空」の間にある概念です。イージス艦は有事の際はミサイル防衛を担当・専念する可能性があるため、艦隊防空を補完する能力が「あきづき型」に与えられました。

しかし、実際に米海軍のイージス艦は弾道ミサイル迎撃と通常の対空目標の迎撃の両方に成功しており、イージス艦がミサイル防衛の際に通常の防空任務に対応できないという説は疑問視されています。それでも、僚艦も防衛できる護衛艦の存在は艦隊の生存率を向上させる重要な戦力です。

具体的な対空戦闘における実力としては最新の射撃指揮システム「FCS-3A」と艦対空ミサイル「ESSM」を使用して防空任務に就きます。FCS-3Aは多機能レーダーと射撃指揮システムから成る武器システムであり、従来のシステムよりも性能が大きく向上しています。ESSMは従来のシースパロー対空ミサイルの発展型であり、射程と機動性を向上させたものです。

1024px-RIM-162_ESSM_launched_from_USS_Carl_Vinson

対潜システムに関しては国産の最新07式アスロックが2番艦以降から搭載されています。そして魚雷防御システムとして投射型静止式ジャマ―や自走式デコイも搭載しています。ソナーに加えて対魚雷防御指揮管制装置を使用して魚雷から艦を守ります。

115_16l

「あきづき型」は計4隻が建造されましたが、全て進水が終了しており、各護衛群で就役しています。つまり、全ての護衛群に「あきづき型」が1隻ずつ配備されています。実際には4隻のみで建造が終了するのが惜しいほどの高性能艦であり、最低6隻は建造してほしかったですね。

さて、「あきづき型」の後継艦は同様に5000t型護衛艦の建造が計画されており、こちらは対潜能力を重視した艦となりそうです。平成25年に予算が承認されたため、「25DD」と呼ばれています。25DDは来年に起工され、あさひ型護衛艦として2018年に就役する予定です。

05_20110712205810

 

画像引用元:http://www.mod.go.jp/msdf/index.html

 

1 2 ・・・次のページ

スポンサードリンク

「[海上自衛隊]あきづき型護衛艦!性能・実力,進水,6隻,後継?」への2件のフィードバック

  1. 護衛艦は後継は・あきつ”き、で良いと思います。腰を据えて大量生産することで軍需企業は利益がでます。コロコロと次から次へと生産体制を変えていたら赤字経営に陥ってしまうので、同じ物を繰り返し作ることが大事でしょう

  2. 25DDより、空母鵬翔の下地を作っておくべきですよ。F-35Bを買ってくれるのは「英国とフランスと日本ぐらいになりますから、アメリカ政府も空母を作ることを許しますよ。」

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です